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水墨画・小林東雲の世界

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教育雑感

貼絵作品

●戦後世代が失いつつあるもの

 多発する少年犯罪と学力低下、日本人は確かに次世代の教育を完全に失敗したと思います。しかし今の教育者にどの程度の反省があるのでしょうか。教育者の情熱の淵源は何かということが再び問われるときではないでしょうか。家庭のあり方も変わりました。国民教育に必要な情熱とは何でしょうか。

●変えてはならないものもある

貼絵作品 かつての文部省唱歌は「言葉遣いが古い」などという理由で消されています。例えば、学校の先生に卒業式でいつも歌っていた「仰げば尊し」とか「蛍の光」の歌をなぜ歌わなくなってしまったのでしょうかと質問しました折、窓の雪で本を読んだり蛍の光で勉強できるなどという間違った考え方を教えるわけにはゆきませんからねと云われて驚きました。

 出来ない事を強制するわけにはゆきませんと理屈から行けば確かにそうです。日本の心情を歌う事を共通の財産として歌い続けることを拒否し、さらに、日本人の子供が親から寝物語に伝えられてきた、誰でも知っている共通の話も教科書から削除してしまっては、文化の継承はなされません。

貼絵作品 朝早く起きて、家中おはようとお互いに挨拶をします。その時「なぜ」と思ってしまったら長続きはしません。何の抵抗もなく何十年と同じ事を繰り返していますが、家庭ではこうするものだと割り切って思えばよいわけで、世の中が明るく、良くなるも悪くなるも理屈を言い出したらキリがありません。前に進める為には、考える前にこうするものだと、変えてはならないものは割り切る事も大切と私は考えます。